クレジットカードを強制解約された理由は?一括支払い請求される?

「突然クレジットカードが使えなくなった」

急にカードが使えなくなったら焦りますよね。

カード会社はよほどのことがない限り強制解約はしませんが、カードの使い方が悪いと強制解約措置を取られることもあります。そして支払いを一括請求されることもあります。

この記事では下記について解説していきます。

  • クレジットカードを強制解約される理由は何か?
  • カードを強制解約されたら支払いはどうなるのか?
  • 強制解約されたカードを再発行することはできるのか?

この記事を読むと、カードを強制解約される理由が分かり、強制退会されたらどう対処すればいいのか分かります

クレジットカードを強制解約される6つの理由

クレジットカードの強制解約は文字通り、カード会社から強制的に解約されることです。

正直な話、普通にカードを利用していれば強制解約されることはありません。カードを強制解約されたなら、自分でも理由は思い当たると思います。

ですが「なぜカードを強制解約されたか分からない」という声も多いので、クレジットカードを強制解約されるケースについて解説します。

三井住友カードの会員規約の第23条(会員資格の取消)からクレジットカードを強制解約されるケースを確認していきましょう。

  • 支払いを滞納した
  • 信用情報が悪化した
  • 登録した情報がウソだった
  • クレジットカード現金化などの不正利用
  • 反社会勢力との関係があるとみなされた
  • カード会社に対して不当な要求や脅迫をした

理由①クレジットカードの支払いを滞納した

(3)当社に対するカード利用に係る債務の履行を怠った場合
(引用:三井住友カードの会員規約の第23条(会員資格の取消)

クレジットカードを強制解約される理由で一番わかりやすいのが支払滞納(延滞)ですね。

ですが、支払滞納したからといってすぐにカードの強制解約になるわけではありません

カード会社は原則、強制解約するまでに下記のような流れになります。

  1. 支払い確認の電話
  2. 支払い督促
  3. クレジットカード利用停止
  4. クレジットカード強制解約

まずはカード会社は、支払い確認の電話します。カード利用者は単純に引き落とし口座への入金を忘れてるケースが多いからです。

この段階で入金すれば特に問題視されることはありません。

問題はカード会社からの電話を無視しているケース。下記のように早い段階でカードを一時停止されることもあります。

お支払い日までにご請求代金のお支払いがない場合、カードのご利用再開(※)は、お支払いの確認の後となります。また、会員規約に基づき別途遅延損害金を申し受けます。併せて、契約内容の変更・契約解消となることもございますのでご注意ください。
(引用:三井住友カード「お支払い日に間に合わなかった場合は」

こうなると支払いをしないとカードの利用再開はできません。悪質と判断されるとそのままクレジットカードを強制解約されます。

ですが、カード会社と連絡さえきちんと取っていれば意外と寛容な対応してくれるカード会社も多いです。

理由②信用情報が悪化した

2.本会員の信用状態が悪化したと認められるときも前項に準ずるものとします。

カード会社は、途上与信で定期的に利用者の信用情報をチェックしています。

途上与信する理由は、利用者が他のカード会社での利用歴に問題がないか見るためです。滞納していたり、不正をはたらいた形跡がないか、収入が下がっていないかなどチェックするためです。

原則としてカード会社は途上与信を任意で行います。つまり好きなタイミングでチェックしているというわけです。1ヶ月に1回でもいいし、1年に1回でもいいわけです。

借入残高が10万円以上の場合は「法定途上与信」といって3か月に1回信用情報をチェックされます。これは通常の途上与信とは別です。

それから改正割賦販売法により、消費者の支払可能見込額を算定することがカード会社に義務付けされたので、今後は途上与信がもっと厳しくなることが考えられます。

実際には、年収から生活維持費、クレジット債務などを除き、返済履歴、商品の担保価値など様々な要素を総合的に勘案して、年間支払可能見込額が算定されることになります。クレジット業者は、クレジット債務を調査するために「指定信用情報機関」に個人信用情報を登録、照会する義務を負います。
(引用:経済産業省

信用情報を見てブラックリストと判明した場合もカードの強制解約される可能性が高いです。強制解約までされなくても利用限度額が下げられる可能性があります。

必ず途上与信されるタイミングは下記です。

  1. クレジットカードの新規申込
  2. クレジットカードの有効期限の更新
  3. クレジットカードの利用可能枠の増枠

「クレジットカードが更新できなかった」というケースは、カード更新時の途上与信で引っかかったのでしょうね。

それから、信用情報が悪化している自覚があるときはカード会社に増枠申請をしないほうがいいです。増枠申請したせいで逆に限度額を下げられたり利用停止などのリスクがありますから。

理由③登録した情報がウソだった

(1)カード、ローン等の申込に際し、氏名、住所、勤務先、年収、家族構成等、会員の特定、信用状況の判断に係る事実について虚偽の申告をした場合

クレジットカードに申し込みした情報がウソだったケース。これもバレたら強制解約されます。

虚偽申告がバレるのは先ほど説明した途上与信の時です。原則として虚偽申告ではクレジットカード審査には通りませんが、なぜか通っているケースがあります。

それでもCICの信用情報をチェックされれば、他社の利用状況だけでなく他社での登録情報も分かります。

引っ越しや転職したけど届けを出さずにカードを利用している人も注意したほうがいいでしょう。いきなりカードの強制解約までされることはないでしょうが、信用情報が低下している状況ではどう判断されるか分かりません。

理由④クレジットカード現金化などの不正利用

(4)換金を目的とした商品購入の疑い等、会員のカードの利用状況が不適当または不審があると当社が判断した場合

一部の雑誌やネットなどでも「クレジットカードのショッピング枠を現金化」みたいな広告を見ることがあります。

クレジットカード現金化は絶対に止めたほうがいいです。バレたらそのカードは確実に強制解約されます。そしてそのカードは二度と持つことはできません。

クレジットカードの現金化は、破産法第252条第1項第2号にある「不当な債務負担行為」 とみなされ自己破産できないこともあります。

そもそも悪質業者の可能性も高いので詐欺に遭う可能性もあります。詐欺に遭った上にカードを強制解約されたら目もあてられません。

理由⑤反社会勢力との関係があるとみなされた

(7)会員が、暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロまたは特殊知能暴力集団等、その他これらに準ずる者(以下これらを「暴力団員等」という)に該当した場合、または次の(ⅰ)(ⅱ)のいずれかに該当した場合

普通に生活していればこれで強制解約されることはないでしょうから次にいきます。

理由⑥カード会社に対して不当な要求や脅迫をした

(8)会員が、自らまたは第三者を利用して、次の(ⅰ)から(ⅴ)までのいずれかに該当する行為をした場合

要はカード会社に、法的責任を超えた不当要求や脅迫などをしたケースです。最近ではカード会社に対するSNSでのデマなども対象です。

コールセンターでオペレーターに文句を言う人もいますが、その会話は録音されてます。

悪質と判断されればカードの強制解約されるので、もしカード会社側のミスでも怒鳴ったりせず冷静に話しをしたほうがいいですね。

クレジットカードを強制解約されたら支払いはどうなるのか

3.本会員は、次のいずれかの事由に該当した場合、当社の請求により、本規約に基づく一切の債務について期限の利益を失い、直ちに債務の全額を支払うものとします。

三井住友カードの会員規約にも書いてある通り、原則として一括請求されます。

一括請求されると金額も大きかったりするので大変です。

自分からクレジットカードの退会をした場合は支払い方法に変更はなく、引き続きリボ払いや分割払いで支払えます。

ですが、強制解約の場合はカード会社の判断次第です。

支払方法については、カード会社のお客さまサポートに直接相談してみましょう。

滞納してカードを強制解約になったとしても、カード会社と連絡をきちんと取っていれば分割での支払いも認めてくれるケースは多いです。

あまり連絡を取っていなければ、なかなか分割払いを認めてもらえないこともあるでしょう。ですが粘り強く交渉してください。

一番悪いのは、払えないからと言ってカード会社からの連絡を無視すること。最悪のケースは裁判所から直接督促状が届いて強制執行されることもあります。

カード会社に分割支払いを断られた場合は日本クレジットカウンセリング協会に返済について相談してみるといいです。

もう自力で借金返済ができない状態になっているのであれば司法書士に借金減額の相談をしたほうがいいかもしれません。

クレジットカードを強制解約されたら再発行はできるのか

原則としてカードの再発行はできないと思ったほうがいいでしょう。

通常はクレジットカードの強制解約まではされないので、強制解約されたら再度そのカードの審査を通ることはむずかしいです。

ですが中にはカードの審査に通るケースもあります。

カード会社に「悪質な利用者」と判断されているのであれば半永久的にそのカードは持てません。信用情報機関の情報を見ても社内ブラックに関することは掲載されてないので判断が難しいです。

ですが原則、強制解約されたカードは再発行できないと考えたほうがいいでしょう。審査落ちの可能性が高いので、よほどのことがなければ他社のクレジットカードを申し込んだほうがいいでしょう。

クレジットカードを強制解約されたらブラックリストになるのか

クレジットカードを強制解約される理由で一番多いのは、途中で返済ができなくなったケース、つまり長期滞納が原因です。

長期滞納すると、信用情報には「異動」と記載されブラックリスト扱いになります。異動は5年間消えませんので5年間ブラックリストになり、その間はカードローンや住宅ローン、クレジットカードの審査に通ることは非常に難しくなります。

なぜ長期滞納の話を先にしたかというと、信用情報機関によっては「強制解約」の記載をしないからです。

  • CIC:記載なし
  • JICC:5年間
  • KSC:5年間

信用情報機関の中でもクレジットカード会社がメインに登録しているのがCIC。このCICは強制解約の記載がありません。

つまりCICしか登録していないクレジットカードなら、他の金融機関にはカードを強制解約された事実は分かりません

ただ、CRINやFAINといった情報共有システムで信用情報機関3社は一部のブラックリストを共有しています。なので、自分の信用情報がどうなっているか、信用情報機関3社で情報開示することをおすすめします。

もしブラックリストになっていなければ、他のカードの審査には通る可能性があります。

関連記事:ブラックリストはいつ消えるのか? | ブラックリスト登録期間のまとめ

まとめ:クレジットカードを強制解約される理由は滞納と規約違反

上記で説明したとおり、支払滞納(延滞)と利用規約違反がカードを強制退会される理由であることが分かったと思います。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

クレジットカードの強制解約まとめ
  1. クレジットカードを強制解約される理由は何か?
    →一番多いのは長期滞納でカード会社からの連絡無視をしているケース
  2. カードを強制解約されたら支払いはどうなるのか?
    →原則として一括請求される
    →カード会社は分割払いの相談には応じてくれる
  3. 強制解約されたカードを再発行することはできるのか?
    →原則として難しいが、まれに通るケースもある

返済期日をきちんと守り返済して利用規約違反をすることがなければ、カードを強制解約されることはそうはありません。

カードを強制解約されるとブラックになり、他のカードやローンの審査に悪影響が出ますので正しく利用しましょう。

関連記事:カードローンの審査に通らない原因はコレ!審査落ちする原因と対策まとめ